周りの環境は鏡！ミラーニューロン効果に期待大！

周りの環境は宝物！

我が家の娘は、なかなかの強運の持ち主です。
なぜって？うちの娘は中学生なのですが、試験前でも母の私に一緒に起きておいてもらわないと、一人で勉強ができないような、いわゆるへなちょこなのですが、友達は精鋭ぞろいなんです。

いつも仲良くしてもらっている友達2人は、常に中間・期末テストで1位やら2位を争っているような、かしこ（賢）たち。それ以外でも走りが速い、絵が上手いなど、才能に満ち溢れる友達に周りを囲まれて、日々の生活を過ごしています。

まだうちの娘にその影響は見られない？！ようではありますが、私はある情報をキャッチしてからというもの、娘の周りの環境に大いに期待を膨らませています。

周りの環境は鏡のようなもの！ミラーニューロンの発見！

ミラーニューロンというのは、おサルさんの実験で発見された神経細胞の名前です。
他のおサルさんがする行動を見て、まるで自分が同じ行動をとっているかのように、脳が鏡のような反応をするところから、ミラーニューロンと名付けられました。

人の脳細胞では実験できないので、人にもおサルさんとまったく同じようにミラーニューロンが存在するかというと、確証はまだないと言われていますが、機能的核磁気共鳴画像法（fMRI）という脳のイメージング研究において、自分と他の人が活動する時の両方で、脳の一部分が同じように活動することがわかりました。この結果から、おそらく人間の脳にも、ミラーニューロンと同様の神経細胞が存在するであろうと言われています。

ミラーニューロンの効果とは？

ミラーニューロンは、周囲の環境にいる別の者の行動を、視覚的に見て反応しているだけではありません。その行動を見ることから、その行動の意図まで理解し、自分が体験していなくても、他者の行動・動きを見ているだけで、同じように活性化すると言われています。

つまり他者の動き・行動を見聞きし、ミラーニューロンでイメージを行う、その上で実際に模倣することで、何かを練習する時の効果は上がり、身に付きやすくなるというわけです。

これを娘に当てはめると、勉強やスポーツ絵画などを得意とする友達に囲まれて生活し、ミラーニューロンを活性化しておくことは、いざその中から娘が「自分もがんばろう」と思った時に、その効果は上がりやすいということです。

大人も子供も活用しよう！ミラーニューロン効果！

何かスポーツを上達させたい時、よく昔から、練習にプラスしてイメージトレーニングを行いなさいと言われることがありました。このイメージトレーニングも、自分の頭の中だけで行うより、今でしたらYouTubeなどの映像を使い、上手な人の映像を実際に見てミラーニューロンを活性化する方が、効果が上がりやすいということなのです。

季節は春。仕事で、例えば新入社員に営業の仕方を教えたいという時、長々と前で理論を話すより、実績のすばらしい営業マンについて、実際の様子を見せる方が、ミラーニューロン効果が得られると考えられています。またフレッシュな新人なら、モチベーションもアップしますよね。

私たちは、何らかの組織に属し、日々生活をしています。その中でも「この人素敵だな」「この人のようになりたいな」と思わせてくれる人に出会ったとしましょう。ミラーニューロン効果が人にあることを前提とするなら、積極的にその人と過ごしましょう。その人が友達なら、大切にしましょう。

昔から吉田松陰の松下村塾などのように、優秀な人をたくさん輩出している組織ってありますよね。それって、素晴らしい人材の中でそれぞれが影響し合い、それぞれにミラーニューロンが活性化した結果なのではないかしら？と、私は思っている次第です。

いつかうちの娘にも、花が開くときが来るのを信じて！今日も子育てがんばります！