感動！紫芋の紫色の効果がすごい！！

人は通常物を見る際、ロドプシンというタンパク質を必要とします。ロドプシンは使われるとまた再合成するのですが、疲れや加齢により、その働きは鈍くなることがあるのです。そこでロドプシンが再び元気に作られるように助けてくれるのがアントシアニンということで、アントシアニンを積極的にとるようにすると、疲れ目にも効果があるのです。

アントシアニンには、強い抗酸化作用で身体に増えすぎた活性酸素が血管などを傷つけるのを防いでくれるという効果もあります。活性酸素については、後ほど説明いたしますね。

紫芋には他にも栄養がいっぱい！

アントシアニンの他にも、紫芋にはビタミンCやE、βカロテン、食物繊維が含まれています。

ビタミンCは通常、熱に弱いのですが、紫芋などのサツマイモでは、デンプンがビタミンCを熱から守ってくれるため、壊れにくいのが特徴です。紫芋に含まれるビタミンCはリンゴの5倍以上ですので、美肌効果も十分期待できます。

ビタミンEやβカロテンも、体の中で増えすぎた活性酸素の働きを抑えてくれる効果があります。

ちなみに活性酸素というのは、他の物質を非常に強い力で酸化（錆びさせる）させる酸素のことで、通常は殺菌力が強く、体内に入った細菌やウイルスを攻撃してくれるのですが、活性酸素が増えすぎると元気で正常な細胞まで攻撃してしまうという難点があります。

最近の研究では、活性酸素が増えすぎることによって、動脈硬化・心筋梗塞・脳梗塞・がん・糖尿病・胃潰瘍・肺炎・関節リウマチ・白内障・認知症などのリスクが高まることがわかっています。

活性酸素が増える要因としてよくあげられるのは、たばこ、お酒の飲みすぎ、ストレス、運動不足、長時間の紫外線などです。思い当たることが多くある方は、病気にかかるリスクが高いと思われますので、注意してくださいね！

話を戻しまして、紫芋には食物繊維も豊富に含まれています。食物繊維には水溶性のものと不溶性のものがあるのですが、紫芋にはこのどちらもが含まれています。

食物繊維をとることは、腸の正常な働きに直結する効果があります。腸の環境を整えることは、さまざまな病気のリスクを下げてくれることに大きく関係しているため、健康のためにとても大切なことです。

食物繊維をとると、便秘や肥満解消に効果があるのはもちろんですが、食事の時に急激に血糖値が上がるのを防いでくれる効果もあります。つまり糖尿病予防にもつながるわけです。

他にもナチュラルキラー細胞といって、がん細胞やウイルスに感染した細胞を見つけ、攻撃してくれる働きのあるリンパ球が増加したり、活性化する効果もあるので、免疫力も向上します。ナチュラルキラー細胞は増えても正常な細胞まで攻撃することはないので、どんどん活性化するほうがいいものです。

ちなみにナチュラルキラー細胞を増やすためには、「笑う」ということも非常に有効だということがわかっています。私は今日、紫芋を食べながら漫才観て笑っておりました！

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また脱線しました。話を戻しまして、紫芋のカロリーは100ｇあたり133ｋcalで、糖質量は約31.7ｇです。炭水化物になりますので、ダイエット中の方は、少し糖質が気になるかもしれません。

ですが主食に白米を食べている方なら、白米100ｇの糖質が約36.8ｇですので、食物繊維をはじめとする栄養面で考えたら、白米を控えて小腹を抑えるおやつとして紫芋を少し食べるというのもいいかもしれませんね。

紫芋の選び方・保存の仕方

紫芋を選ぶときは、皮の色が鮮やかで、色むらのないもの、つやのあるものを選びます。キズや硬いヒゲが無いかもチェックします。ずんぐりと太く、でこぼこしていないものが良いです。

保存する時は、サツマイモは全般に寒さに弱いので、冷蔵庫に長期保存すると腐ってしまいます。新聞紙に包んで、日が当たらないように段ボールや紙袋などに入れ、風通しのよい常温（13～15℃くらいがベスト）に保存しましょう。湿度は高くても大丈夫です。

簡単に自然の栄養が摂れる食品に注目しよう！

忙しい人が増えて、加工食品を摂ることが多い現代、紫芋のように簡単に食べられて、体に必要な栄養が含まれている自然の食べ物をいろいろ知って、日々の食事に取り入れていきたいものですね！